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[コメント] 誰がために(2005/日)

ストーリーの構築能力は良くとも、セリフが生硬に過ぎる脚本が不協和音を奏でている。それをカバーするのが矢野顕子のピアノや川上皓市のカメラの素晴らしさであるわけだが、いかんせん各俳優の演技力の差がはっきりと顔を出してしまっている。
水那岐

浅野忠信はいつもの彼であり、特に口を挟む必要はないが、ヒロインたるエリカの直立棒読み演技は致命的だった。池脇千鶴は頑張ってはいたのだが、困ったことに脚本を噛み砕く前に、センスのないセリフを忠実に口にしてしまっている。彼女なりに全力で演じているだろうに、哀れをもよおしてくる。実際に舵をとっていたのは、宮下順子ら母親たちであろう。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)わっこ[*] sawa:38[*] ぽんしゅう[*] 直人[*]

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