[コメント] 酔いどれ天使(1948/日)
やくざを心底嫌っていたという黒澤の撮った、最も魅力的な極道像。ダンディで野獣のような獰猛さを秘めながら、泥沼のなかに自ら沈まざるを得ない結核病みの三船は、その後の現代劇で見せる四角四面の朴念仁に較べて、いかに輝いていたことだろうか。三船の存在自体の勝利。
(水那岐)
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