[コメント] 羅生門(1950/日)
対比といえば、尋常でない雨量の豪雨に打たれるバカでかくてボロボロの羅生門(上田吉二郎がバリバリと羽目板を外すのが好き)、モノクロ映画であることを忘れさせられるほど鮮やかな木漏れ日に満ちた森の中、平板で人工的な画面設計で無機性を感じさせる検非違使のお白州、という三者三様の舞台設定が強い印象を残す。
だからなんなのよ、と言いたくなるようなショボい作劇と、それを象徴する志村喬の造型と役割のふらつき加減が残念だが。
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