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[コメント] 七人の侍(1954/日)

いまごろになってこの映画に言うことなんかほとんど無いんだが、ほんの少しだけ、
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







七人の侍一人一人の人物描写がしっかりと、且つ生き生きと描かれているのは流石「世界のクロサワ」。

中でも志村喬三船敏郎の存在は群を抜いている。

農民の出で、百姓の気持ちになってものを考えることの出来る三船(村人の落ち武者狩りが発覚したときに吼えるシーンが印象的)。

侍、百姓、野武士、という身分の相違を客観的に捉えることのできる志村(ラストシーンで呟くセリフが印象的)。

う〜ん。二人とも素晴らしい。

あと、個人的に三船敏郎演じる侍はスゲーかっこいい。

侍なんだか、野良犬なんだか、野猿なんだか、半ケツ丸出しだし。違和感無く野武士に紛れ込んじゃうところとか。かなりイカス。

(評価:★5)

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