★4 | 愛の映画。ラスト20分の夫と妻と弟の心の動き、その白熱描写が圧巻。男はいつも女の‘そのすべて’を自分のモノにしたいと思い、女はいつも‘無償の愛’を求める。このちょっとしたズレが描かれていて、見事でした。 (KEI) | [投票] |
★4 | 冒頭の右折レーン。オレはもう左じゃないってか。 (黒魔羅) | [投票] |
★4 | 他の作品と比べて尺が短いので、より濃密で凝縮された映像作品に仕上がっている。あまりコメントされていないがヴィスコンティを苦手な人にこそ薦めたい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ビスコンティまでもがと、60年代映画界を席巻した悪しき風潮ともいえる前半の無意味なパンとズーミングに苛立つが、いつしか映画はクラウディア・カルディナーレが発散する成金の娘特有の、華やかかつ下卑な官能美に支配され、心ゆすぶられっぱなしでありました。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 過去に縛られる者に未来はない。 [review] (たわば) | [投票(1)] |
★5 | CCの切れ長で黒目?の大きな怒ったような眼が、ナンヌッツィのべたっとしたモノクロの画面と妙に合っていた。下品さがたまらない。 (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | 姉と弟の黄金色に彩られた禁断の関係が、大人への成長という時間の腐食作用によって息の根を止められていく。故郷ボルテッラの家の描写が圧倒的だ。風の吹く夜の庭も、地下の貯水場も、母の暖炉のある部屋も窒息しそうなくらいの緊張感に満ちる。この映画の空気はまるで粘液のようだ。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 画面造型の美しさは全フィルモグラフィ中でもかなり高位だろう。水面と螺旋階段を使った地下室のシーンもいいが、嵐のように常に風が吹き荒れる屋外シーンが圧倒的。ラストショットの大樹にも魂揺すぶられた。カルディナーレのギリシア・ローマ神話的な”下品な気高さ”も満帆。 [review] (町田) | [投票] |
★5 | 貯水場の中の螺旋階段を中ほどまで駆け下り、ぐっと外側に身を乗り出す美しい野獣のようなカルディナーレ。建築美と肉体美の融合した空間に嘆息・・・ (くろねずみ) | [投票(1)] |
★4 | 映画は、近代的でおしゃれなフロアでのパーティで始まる。ヴィスコンティらしくないな、と思うとカメラは大都会の道路から次第に田舎道へと移っていく。何千年にもわたる歴史が澱のように横たわる古都へ観客を誘う。(なんか横溝正史ミステリーみたいだが・・・) [review] (ジョー・チップ) | [投票(2)] |
★3 | 何と言ってもこのズーミングの多用には我慢ならなかった。それにカルディナーレが下着姿になるシーンの多いこと!これも下品だ。下着姿が以外にも似合わないのは吃驚だが、下着姿よりもずっとスーツの方が官能的だし、体の線が美しい。彼女の弟役のジャン・ソレルは良い。 (ゑぎ) | [投票] |
★5 | この素敵なタイトルで象徴させようとしたものは、やはり、近親相姦をもイノセンスなものということなのか。 [review] (ALPACA) | [投票] |
★5 | この映画でクラウディア・カルディナーレのとりこになった。『恐るべき子供たち』にも通じる姉弟の近親相関的愛情と耽美的映像が麻薬的。『山猫』と共にヴィスコンティで最も好きな作品。 (風間☆YUI) | [投票(1)] |