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[コメント] 夏の嵐(1954/伊)
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★4ヴィスコンティのマゾヒスティック志向がリアリズムからバロックへの手法の変遷と同期し一大転換点となった。冒頭に持ってきたオペラ観劇シーンが基調を確定し中身に欠ける泥沼の愛憎劇を崇高なまでに高めている。浅はか女の転落譚は語り口で修飾される。 (けにろん)[投票]
★3恋愛の滑稽さと悲劇性がケレン味たっぷり展開されて飽きないが、ブルックナーの使い方はワンパターンで飽きる。それはそうと、歩くたびにスカートの裾が汚れるんじゃないかと気になって仕方ない。 (TOMIMORI)[投票]
★3暑苦しいまでの極彩色と、激しくも空虚な熱情。徹底的に背を向けるその背後から圧し掛かる、政治/歴史/社会。 [review] (煽尼采)[投票]
★3軍人や貴族という身分は本来の人間の性的衝動とは何の関係もなく、占領者と被占領者という状況も男と女の剥き出しの欲情の中では意味をなさない。だた両方とも、我が身の悶えに反して知らず知らずのうちに「裏切り」の引き金を引いてしまう遠因にはなり得る。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★4げに恐ろしきは女性の情… [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★5虚像の恋の物語。 [review] (たわば)[投票(3)]
★5愛憎のすさまじい振幅ぶりに、座席から転げ落ちそうになるほどの衝撃を受ける。人間観察の揺ぎ無い自信に裏打ちされた主役二人の造形には、個性的であると同時に普遍的であるという一級芸術品のみが持ちうる特質が刻み込まれている。非の打ちどころなし。 (ジェリー)[投票]
★3ここまで人を愛せるということは幸せなのだろうか?それとも不幸だのだろうか? 映画館で後ろにいた若い女性2人の会話とアリダ・ヴァリの鬼気迫る形相とのギャップに唖然としつつも納得。 [review] (ワトニイ)[投票]
★4戦時下の、もう一つの戦争。ある種の人々にとっては、こちらの方が遥かに切実なのだ。ヴェニスでの古典的かつ優雅なメロドラマから一転、アルデーノ転居後は一気呵成でリアリズムへと雪崩れ込む。その流麗さ!パン・フォーカスでの撮影も見事という他無い。 [review] (町田)[投票(1)]
★5ネオリアリスモと貴族的な退廃を、見事にひとつのフイルムにしっちゃったなー、と、終わってからもしばしボーゼンでした。幻想的な夜のベニスの街での甘い毒、壮大な城で明らかになる野卑な魂、うらぶれた部屋で徹底的に傷つけられ罰せられる傲慢。場所と人と状況のドラマがすざまじく面白い。 (エピキュリアン)[投票(2)]
★4 すべてのリヴィアにまつわるものが彼らの「終わり」を滲ませる。最後に残された世界での、最後のオペラ。 [review] (にくじゃが)[投票(4)]
★3この残酷さは常人には描けないかもしれない。 (buzz)[投票(1)]
★5定められた運命なのでしょうか?勝利を願い戦場へ向かう兵士達。帰りを見守る女性達。生きる為に身を削る少女の叫び声が忘れられません。酒に酔った若兵士の絶叫も忘れられません。気が高ぶる時の理性、気が弛む時の本心、人間の心を深く考えさせられました。 (かっきー)[投票]
★2特に美しくないだろう。 (reif)[投票]
★3命と職業と恋愛と(+ブルックナー)。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
★4地獄に堕ちた勇者ども』の突き抜けた完成度は別格として、ビスコンティ映画では本作や『イノセント』のように男女の愛憎を簡潔に(しかし、狂おしく)描いた方が好きだ(その3作がマイ・ヴィスコンティ・ベスト3)。オペラを思い起こさせる格調美は圧巻。激しく愛を求むる女とそれを受け止めることが出来ない弱虫な男。どちらも行き着く果ては、破滅。 (モモ★ラッチ)[投票(2)]
★4臆面もないメロドラマ。そしてここまで臆面の無さぶり(って日本語あってる?)に心酔。陶酔。この作品あたりから、彼は破滅的な「男」の愛し方を教えてくれるよ。 (ALPACA)[投票(3)]
★3「来るな」と言いつつ住所を記した手紙。あの結果は彼の本懐なのだろう。 (黒魔羅)[投票]
★5アリダ・バリのハンドバッグから鏡が落ちて割れる。そこに写る男と女。そして運命の転換。恐ろしいですねえ。怖いですねえ。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★5勇敢と卑怯 [review] (ルミちゃん)[投票(4)]
★3傍観者である私は、フランツの目を見て冷静に判断できる。でも恋は当事者から客観性を奪う。それがわかるからみているのが苦しい。 [review] (なつめ)[投票(2)]
★4賢く貞淑なはずの貴婦人が、苦悩を重ね理性で抗いつつも堕落していく美しさ。没落するものは最後まで悶え、足掻き、抵抗する。これがヴィスコンティの退廃の美。 [review] (くろねずみ)[投票(1)]
★4破滅へのカウントダウン。 (ドド)[投票]
★5ゆれるカーテンからこぼれる光に浮き上がるアリダ・ヴァリ。恋に狂った女の最高の表現。 (動物園のクマ)[投票]
★5男の権勢欲からくる小賢しさと、女の生理的な脆さ。それが上流階級の虚飾と共に最後に音をたてて崩壊する様が美しい。 (takud-osaka)[投票(2)]
★2ゴージャズにまとまった映画。音楽も派手だし。でもやっぱり好きになれない。 [review] (ちわわ)[投票]
★3人間の醜さを描いた、ということになるんだろうけど、嫌な話だ。あのあと、アイダ・ヴァリはどうしたのだろう。 (ユージ)[投票]
★4”滅びゆく美”ビスコンティのテーマの一つ。この映画は女の性(さが) ()[投票]
★4ルキノ・ビスコンティにしては分かりやすくて好きです。 (kenichi)[投票]