[コメント] 男たちの大和 YAMATO(2005/日)
長嶋一茂曰く「破れて廃れる」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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日本映画が嫌いで、特に右翼的な戦争賞賛映画だと思って見たくもないと思ってましたが、 いまさっきテレビでやって見てしまい、意外と面白かったです。 少なくとも(これは批評せねば!)と見終わってすぐにエディタを開くぐらいには。
僕が日本映画が嫌いなのは、監督のオナニーのせいでテンポが悪いからなのですが、 テンポも良く、血しぶきもばしばし肉片も飛んで、アクション映画としてよくできていました。
蛇足になりがちな恋愛パートですが微妙な美人の寺島しのぶが「私が裸で抱いておきたいの」と言うと、 それだけで一本映画が作れそうです。
しかし、だがしかし、この映画は長嶋一茂が言う「破れて廃れる」の一言に集約されていると思うのです。
見てる間ずっと、戦争バカだし菊水作戦バカだし、こんな映画バカだなと思ってました。 みんなバカなことやってるんだな。と言うことを知るためにもこの映画は重要です。 いいえ、褒め殺しなんかじゃありません。決して。
極めつけは最後の現代パートの鈴木京香の台詞 「長い間生きさせていただきありがとうございました」です。 その言葉を聞いた仲代達矢が驚いた顔をするのですが、 リアルで「鈴木ちゃん、そんな台詞ないよ!」って驚いてるのかと思いました。 その後子供じみた顔の15歳役が意を決したように船を操縦。 そして長渕剛の歌へ。
この映画が大和だと思いました。
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