[コメント] プライドと偏見(2005/英)
男優陣に華がないのが難だが、それも女優陣の華麗さをより際立たせるためだとポジティブに解釈したい。それほどここでの女優陣は素晴らしく、ナイトレイ&バイクから脇役のブレッシンやデンチに至るまで全く隙がない。
中でも気負うことなく堂々とエリザベス役を演じたナイトレイは十分賞賛に値する演技であったと思う。高名な原作の映画化であるが故にプレッシャーもかなりのものがあったと想像するが、ここでの彼女の存在感は前述の名優たちと比しても決して遜色なく、パイクとの姉妹コンビも大変気持ちよく受け入れることができた。
次作『つぐない』でも魅せたライトの隅々まで行き届いた演出もとても清々しく、127分という尺も決して長くは感じなかった。
大傑作とは言えずとも、出会えたことが嬉しくなる佳作。
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