★5 | サスペンス映画として満点以上の面白さ。前半の静、後半の動の構成を持つ実験性
はいかにも黒澤らしい。脂の乗り切った時期の天才の仕事とはこれ。黒自動車に乱反射するネオンにさえ気迫が! [review] (いくけん) | [投票(23)] |
★5 | 「タイトル」によって高低の概念を築きあげ、「中身」でそれをぶち壊す。この映画の「構造の面白さ」に言及(02/08/30)→ [review] (秦野さくら) | [投票(18)] |
★5 | 思わず「うわー!」と叫んでしまった。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(18)] |
★4 | 貧しさを知る「天国」、豊かさを知らない「地獄」。 [review] (ミドリ公園) | [投票(14)] |
★5 | ”それを狙ってます”な映画やら、先の展開が見え見えな映画やらが溢れる今日、
「ああっ!」と言わせることが出来る映画って、なかなか無い。と言うかこの映画、「ああっ!」の言わせ方が根本的に違う気がする。 [review] (m) | [投票(14)] |
★4 | ’60年代の横浜にあのような麻薬窟が存在したことの驚き。黒澤は時にこの世の地獄を描いてひどく上手い。だが、勝者と同じように誇り高い敗者も何も語ることはなく、犯人が目に焼き付けてきた地獄の大半は謎のままだ。 [review] (水那岐) | [投票(14)] |
★5 | 「予測不可能の面白さ」、最高到達高度記録保持作品! [review] (ペンクロフ) | [投票(14)] |
★5 | 追いつめられる男達の映画。権藤は権力争いと倫理観に、運転手・青木は主従関係と恩義に、戸倉警部は正義感と権藤の立場に、犯人は大きな傷と世論に・・・切迫感の波紋と伝染。 (ぽんしゅう) | [投票(11)] |
★5 | よく、あんなロケーションみつけたなあ、と思う。あのモダンな家と、眼下のスラム。その世界の構成が、もうすべてを表しているって感じ。なんか、横浜っぽいなあ、と感じるのは、私だけか。こういう大きな空間を、ぱっと作ってしまうところに、脱帽。 (エピキュリアン) | [投票(10)] |
★5 | 空想と現実のなかの「天国と地獄(High and low)」 [review] (ちわわ) | [投票(9)] |
★4 | 外観は、格差問題を織り込んだ社会派サスペンスだが、実は人間の心理の純然たる闇、その内なる天国と地獄が描かれている。僕には、犯人の動機らしきものが見えた気がした( [review]にて詳説)。 [review] (煽尼采) | [投票(8)] |
★4 | 無駄がなく、計算された展開で映画の教科書。そしてとっても面白い。
捻った設定の割に人間ドラマが抑え気味で犯罪ドラマの邪魔をしない点も好み、だったけどつきまとう違和感、
[review] (新人王赤星) | [投票(8)] |
★4 | 前半シーンの緊張感だけに百万点くらいあげていい。その後はいらない。前半の流れが生きてない。主題は面白いが、だからどうしたって感じではある。 (隼) | [投票(8)] |
★3 | ギラギラした日本の夏。変装上手な刑事さんたち。まるで→ [review] (ボイス母) | [投票(8)] |
★4 | 黒澤映画で大好きなのは、無駄な前置きが全くないところです。今作も然り。いきなりの幹部会シーンでのっけから引き摺り込まれました。無遠慮な力技だけど気持ちいいです。 [review] (Myurakz) | [投票(7)] |
★5 | 「ブリキは燃えねえって言ってんだよ!」が頭から離れない。とても面白い映画だった。 (hidering) | [投票(7)] |
★5 | いつの時代でも、金持ちと貧乏な人が存在する。そこには必ず軋轢が生じる。1億総中流化なんて言われて久しいが、そんなのウソッパチだって気づいてるはず。見えにくい社会を、黒澤のように切りとる表現者がいないことが、ちょっと淋しい。 (Linus) | [投票(6)] |
★5 | どう考えても尻切れトンボ。いや、違う。我々は、切り離した尻尾をシャッターの向こうに追いやり、その切断面をただ見つめることしかできなかったトカゲなのだ。 (kiona) | [投票(6)] |
★4 | 俳優陣の芝居合戦が素晴らしい。三船が仲代が山崎が苦悩し、吼える。彼等の「目」を見ろ!私は忘れない。 (sawa:38) | [投票(6)] |
★4 | 人情と社会正義 [review] (ぱーこ) | [投票(5)] |
★5 | 極上のエンターテインメント。サスペンスの基準をこの作品にしたら他のどの作品も霞むに違いない。面白い。そして凄い。是非予備知識なしで観ることをお勧めします。本作を批評しないのはそのためです。 (tkcrows) | [投票(5)] |
★5 | 内と外の映画、境界の映画 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★5 | 開放感 [review] (uyo) | [投票(4)] |
★4 | 上から見下ろす視点と下から見上げる視点が交錯する。そしてその中間にいるのが… [review] (甘崎庵) | [投票(4)] |
★5 | 異様な緊張感漂う密室劇の序盤が好き。特急車両や車を多用し登場人物が動き回る中盤も好き。横浜を日活以上に無国籍的に描いた終幕も好き。なによりも、被害者と誘拐犯を偶然に靴屋のショーウィンドウ前で引き合わせるという心憎さが大好き。一分一秒にアイデアが満載の傑作。 (ジェリー) | [投票(4)] |
★5 | 黒澤明のすごいところは、物語にも俳優にもカメラにも決して酔わないところである。電車の車窓から発見するシーンの二人称のカメラの駆使は、ただことではない。電車のスピード感を正しく描写してるのはこれだけ。加山雄三の「狙撃」と比べるもよし。 (きいす) | [投票(4)] |
★4 | 殆どBGM無音の緊張感。役者の本物の演技。あまりに印象的な鉄橋と土手、河原・・今でも目に焼き付いている。突然「終」の字が出てきてビックリ!
スワロウテイルのアヘン街も黄金町を参考に? (MUCUN) | [投票(4)] |
★5 | 「あいにくと花を買いに行くようなツラは・・・」この一発ギャグ、効いてたね。 (luckyme) | [投票(4)] |
★3 | 犯人と刑事との2部構成は緊迫感があって、サスペンス映画としては成功している。うん、うん、いい感じだ。しかし!! 「あっ、く、くろさわっ! またかっ!」(グワッ←映画館の座席から思わず立ち上がる音) [review] (若尾好き) | [投票(4)] |
★4 | 緊迫感に満ち映画を観る醍醐味に溢れた、サスペンスとアクション。前半の密室で繰り広げられるサスペンスと後半のアクションの対比が素晴らしい。日本映画でもこれだけの作品を作ることが出来るんですね。これを初めて観た当時は眼から鱗が落ちたような衝撃を感じた。劇場で観たい! (モモ★ラッチ) | [投票(4)] |
★4 | 室内から屋外へ、静から動へ、緩急自在の演出。黒沢監督らしい映画はこれが最後。しかし・・・ [review] (ジョー・チップ) | [投票(4)] |
★5 | 前半は室内のシーンだけなのにあの緊迫感。後半のあのスリル。結局一瞬も目が離せない。 (ガラマサどん) | [投票(4)] |
★5 | 緊張の連続、豪邸の応接室→列車→刑事部屋→バーなど密室の撮影が印象的な映画。ロケが多い黒澤作品には珍しいですよね。 [review] (chokobo) | [投票(4)] |
★5 | 「天国と地獄」が黒澤明の最高傑作である理由はもう一つあるのです。それは・・・ぼくが×××県人だからです。 (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★4 | 次に江ノ電に乗る時は、全く違った心持ちで揺られるんだ。 [review] (づん) | [投票(3)] |
★5 | これは・・・・リアルすぎる。それが自分を1963年という時空に戻し、当事者にし、解決を心待ちにする一市民の立場にさせる [review] (torinoshield) | [投票(3)] |
★5 | 前半の主人公の苦悩っぷりがあるからこそ、絡まった糸を一本一本解いていくような息詰まる捜査過程が映える。凄まじいほどのサスペンス性。なお本編とは関係無いが→ [review] (荒馬大介) | [投票(3)] |
★4 | プライドを持って働く人達は素敵だ! [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 「ホシは花屋に向かいましたっ!」「花屋だと??よし、誰か追え!」「……ダメです、ここには花屋に行くようなツラはいませんっ!」──黒澤さんこれはギャグですか? (crossage) | [投票(3)] |
★3 | 高度成長で背伸びして足の裏がつった企業戦士たちと、ごちゃごちゃと歩き回ってかかとをすり減らす刑事たちの対比は→ [review] (はしぼそがらす) | [投票(3)] |
★5 | 2時間半が長くない。というか2時間半で解決して欲しくないと思うほど。 [review] (BRAVO30000W!) | [投票(3)] |
★5 | 何故か心に残る名古屋章 (ニュー人生ゲーム) | [投票(3)] |
★5 | 前半と後半では全く別の映画。そして「高低差」と「移動」の映画。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★5 | どうにもこうにも身動き取れない情況を、日本映画はイーストウッドの30年も前に描いていたのである。そう、そしてそれは愛ゆえにではなく人であるがゆえに。 (ハム) | [投票(2)] |
★5 | リバイバル上映で鑑賞。古びた映画館で一人、昭和の傑作を味わう贅沢。 [review] (ロボトミー) | [投票(2)] |
★5 | 本作での三船のキャラクターは、まさにブラックホール、仲代も山崎も吸い込んじまったって感じ。 (NOM) | [投票(2)] |
★5 | 財産を投げ打った権藤の犠牲もすごいが、ワンシーンの撮影のために2階を壊された家族の犠牲もすごい。 [review] (氷野晴郎) | [投票(2)] |
★4 | カバンいじりながら腹くくってたんだろうね。踏ん切りつけてたんだろうね。 [review] (らーふる当番) | [投票(2)] |
★4 | 微動だにすることなく、それ故に、純粋に、圧倒的な存在感だけを示したかのような三船敏郎の背中こそが、この映画のタイトル「天国と地獄」の意味を、そして同時にそのタイトルすらも超越したものを示しているように感じられた。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★3 | 警察が感情で動いていいのか!? [review] (埴猪口) | [投票(2)] |