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[コメント] 二十四時間の情事(1959/仏)

最初の30分くらいまでは目が冴えてたけど、それ以降は一気に眠くなる。そして、20分くらい記憶がトンだ。どれだけ映画が素晴らしかろうと、眠い物は仕方ない、と。 2004年5月30日劇場鑑賞
ねこすけ

嘗ての広島。なんか、サロンシネマって映画館で再上映されていました(因みにタイトルは『ヒロシマ・モナムール(二十四時間の情事)』として)。上映前にトークショーがあり、話しているのを(途中から)聞いていたのだけど、5人くらい居る方々が作品について解説しているのだけど、作品の魅力について語らされた場合、大抵主人公演じる岡田英次の流暢なフランス語や、今はなき広島の風景(例えば、走っているのがオート三輪だったり、みたいな)や、音楽等々ばかりで、作品がどうして素晴らしいのかを一向に語ろうとして居ない。

何の為のトークショーか分らなかった訳で、更に本編で眠気でボロボロになりながらどうにか鑑賞してシネスケを開いて感じるレビューの密度の濃い事・・・。いっそ、シネスケの方々がトークショー開いた方が面白い事になったのでは?とか思ったりもして・・・

まぁそんなこんなですが、実際、内容云々より真っ先に、序盤の20分くらいの原爆の惨劇の映像と「君は広島を何も見て居ない」という台詞の嵐に打ちのめされるでしょうね。いや、少なくとも俺は。

で、その後寝ちゃって、気付いたらクライマックス辺りだってので何とも言えないけど、監督がその意図で製作したのかは別にして、「広島を見て居ない」と言うのは、観光都市、いわゆる「平和都市」としてのイメージ的な広島ではなく、実際の生きている街「広島」を見て居ない、と言う意味でよろしいんでしょうか?

って良く分かりませんが、やたらめったら眠かったです。

あと、フランス語が流暢と(トークショーで)好評だった岡田英次さんですが、やけに笑い声が豪快で「はっはっはっはっ」って感じなので、その時代のギャップに戸惑い、当時の「広島」を痛感したのでありました・・・って良く分かりませんね。

とりあえず、広島で生まれて広島で育った人間なので、一応見ておかないといけないかな?とか思って見た訳ですが・・・寝ちゃったら何の意味も無いですな。

こういう雰囲気嫌いじゃないんですけどね。ただ、寝不足だった上に、上映が一週間限りだったので・・・しかもモーニングのみ。

どうでもいいけど、コレのリメイクを試みて失敗する様子を綴った『Hstory』ってのもありますが、現在の広島でこれをリメイクしてもなぁ・・・とか思うんですけど、どうなんでしょうか。

とりあえず、何だかんだ言いながら、結局当時の広島を見て「今と違うなぁ」と思って納得だけして劇場を後にしている俺が居ました。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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