[コメント] ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005/米)
暴力の肯定と否定が曖昧なバランスで、これこそがバイオレンス。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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セックスと暴力を、それぞれ違う見せ方で描写し、本性や業というものを曝け出す。そしてやけにヒロイックな主人公の活躍が逆に寒々しい、というのはこの作家らしい。
「悪い奴ら」に立ち向かうことが正義とは限らない、と言わんばかりだ。そうした映画的な構図を笑い飛ばした。そして、その上で家族の繋がりの大事さと曖昧さとを感じさせるラストが秀逸なんだな。
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