[コメント] SPIRIT(2006/香港=米)
多彩なアクションシーンを主体に飽きさせずスピーディ、それでいてわかりやすく霍元甲ジェット・リーの生き様を示す工夫もされていて、武術シーンを堪能するにとどまらず、ジーンと心に残るものがある優れた映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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清朝末期の、西洋に蔑まれていた中国人の名誉を回復するために、というのはいささか大掛かり過ぎる設定だが、内容としては、武術の達人に関するエピソードで、似たような話はこれまでにもどこかで、読んだり見たりしてきたものである。
特に日本人武道家として出演した中村獅童が出色。さすがに歌舞伎役者だけあって、日本刀による殺陣が思った以上に様になっており、しかも三節根を相手に、きちんと殺陣になっているのがすごい。これは、ぜひ彼に本格時代劇でもがんばってほしいと、大きな期待をかけてしまう。
それにその殺陣がしっかりしているからこそ、霍元甲と茶をたしなむシーンや、ラストで堂々と霍元甲の手を高々と掲げてみせる、潔さというか、人間としての品性の確かさが感じられた。
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