[コメント] 紅顔の密使(1959/日)
化粧と言うより変装に近い大川橋蔵の白塗りにようやく慣れたころ話が動き出し俄然面白くなる。牽引役はワイルドな色気まき散らす夜叉姫(故里やよい)と豪傑にして粘着質という人格破綻者・赤鷲(田崎潤)。 付け鼻の悪路王(吉田義夫)最高。
そして、クライマックス。天へ天へと登り詰めていく武麿(大川橋蔵)と赤鷲(田崎潤)の大太刀まわりの何と大胆でスピーディーなこと。中身は無くとも勢いで見せきってしまう加藤泰の力技。これぞ大衆娯楽の鏡。恐るべし東映プログラムピクチャー。
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