もし私が監督だったら、史実を裏切ったとしても主役となる群を変え、彼らのせいいっぱいの奮闘とサバイバルを描く。

「本当のパーティー」の場面は本当によかったと思うから、ジャックがかいま見る「ローズをとりまくお金持ちの世界」よりも、ローズが足を踏み入れる「ジャックが暮らす庶民の世界」に舞台を移した方がおもしろいと思う。

『ローマの休日』ねらいという気もしないでもないが、（個人的には）そちらの方がずっと親しみやすい。（どうも嫌われ者らしい）ローズへの共感や同情も、少しは増すんじゃないか？と想像。

見る人の大半は、ジャック側の世界に生きる人間なんだしねー。もちろん自分もだけど。