[コメント] ブロークン・フラワーズ(2005/米)
『ヴァージン・スーサイズ』が突き抜ける乙女映画であったように、これは突き抜ける男性映画。
はっきり言って全く分からん。何もかもピンと来ない。来るべき時が来れば分かるようになるよ、とかそういう類のものじゃない。私が男に生まれ変わらない限り、きっと理解出来ん。
でもビル・マーレイは良かった。薄暗い自宅の中、ジャージ姿で転がっているじぃさんにはどっからどう見てもドン・ファンの面影は残っていないんだけど、昔の恋人たちに会いに行く姿は物腰からしてドン・ファンの名残りを感じられる優雅な振る舞い。影の薄いじいさんと、上品な物腰のおじさまの演じ分けは素晴らしかったです。
それから麻薬のようにじわじわ効いてくるエチオピアの音楽も印象深い。
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08.12.02 記
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