[コメント] 嫌われ松子の一生(2006/日)
前作『下妻物語』には及ぶべくも無いし少々長いが、これだけ悲惨な話をカラフルでポップなミュージカル調に仕上げる才能には脱帽。['06.5.27TOHO CINEMAS二条]
しかし、前半の中途半端な悪ノリのような展開よりも、松子が刑務所で知り合った生涯の親友・めぐみ役の黒沢あすかが登場してからの方が、俄然映画が動き出す。
松子という女の情念を演じる中谷美紀、それを引き立てサポートする役回りの黒沢あすかは、共に充分過ぎるほどの演技力だし、久々の本領発揮。
近年の『壬生義士伝』『電車男』みたいな、ぬるま湯のような役では、中谷美紀の良さは出ない。
黒沢あすかも、もっと評価されて然るべき女優だし、もっと出て欲しい。
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