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[コメント] ひとりぼっちの二人だが(1962/日)
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★4まずは、浅草の街を駆け抜ける若者たちを追うカメラの疾走感がいい。そして、未来に抱く希望と不安の間で揺れる二十歳に満たない青年たちの危うさも切ない。話しのたわいなさと、まだ手放しでは可愛いと言い切れない下ぶくれ吉永小百合を補ってあまりある。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3根無し草でしかあり得ない若者たちが全力疾走する浅草は、彼等に牙を剥きながらも愛を育む迷宮と化す。…が、若者がひとたび愛を叫ぶため立ち止まったとき、その声は全ての登場人物を予想外の力で停滞させてしまう。日本の『ウエスト・サイド物語』にハッピーエンドが必要なら、それはここまでセンチで思考停止的なものなのか。 (水那岐)[投票]