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[コメント] 東京暮色(1957/日)
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★4…をめぐる二通りの解釈 [review] (kiona)[投票(10)]
★4小津監督の「太陽族」映画としても見ることができるが、やはり、同じ「東京」のつくもう一つの傑作との対比で語りたくなる大作。 [review] (ジェリー)[投票(9)]
★4「随分と、寒くなってきましたねェ。」 [review] (町田)[投票(7)]
★4最後の黒。小津的構成美と、黒の作劇術。 [review] (煽尼采)[投票(6)]
★5闇に沈む東京の凄惨な美しさ。夜更けの喫茶店の深海のような雰囲気。一本でいいから、小津にチャンドラーやハメットの原作で犯罪映画を撮って欲しかった。傑作になっていたはずだ。 ()[投票(5)]
★4愛と家族と。(母親喜久子と長女孝子との対比に注目したい。) [review] (ちわわ)[投票(5)]
★5小津らしからぬ下世話な作品である。しかも、嫌らしいほどに下世話だ。更に音楽の瑕疵も気になる。それでも脚本が良いのだろう。昔捨てた子供と再会した女の複雑な心情―戸惑い、喜び、哀しみ、諦め―が後々まで心に残る傑作だ。 [review] (KEI)[投票(4)]
★4最初から最後まで愛想笑い一つ浮かべない有馬稲子、延々と髪にブラシをかけながら、視線を合わせず原節子と殺伐とした会話を交わす姿の厳しさ。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★4成功者かせいぜい無難に暮らす人々の心と生活の中に潜む溝を見つめてきた小津が、同じ手法で人生に失敗した者たちを描くと何と恐ろしい絶望感が漂うのだろう。父と姉妹の静かだが激しい没コミュニケーションぶりは、この作品の好き嫌いを越えて凄まじい。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5陰影に富んだ硬質の画面、そして有馬稲子の憂えた表情が美しい。有馬稲子の現代的な存在感は、むしろ笠智衆原節子に違和感を覚えるほど。 (コンタ)[投票(4)]
★4早すぎた傑作。ケータイ小説なんかを映画化するくらいなら、本作を現代でリメイクしてはどうか。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4これも確かに小津作品であり、やはり身じろぎもせずに家族というものを見つめている1本だと思う。 [review] (づん)[投票(3)]
★4すっかり御馴染みの男やもめ笠智衆だが、今回は妻と死に別れたのではない。それだけの違いが全ての発端で、安っぽいメロドラマに堕するすれすれのところでの格闘劇となる。 [review] (ミドリ公園)[投票(3)]
★5まるでホラー映画のようなローキーの画面。終始一貫して陰鬱な有馬稲子!後期小津作品らしい明朗さのない映画で、多くの小津ファンが幻滅するのも判るが、反面、人間洞察の冷厳な特質が現れている小津らしい作品だ。また画面造型の繊細さを楽しむスタンスに立てば抜群に面白い映画。『東京物語』『麦秋』級の傑作だと思う。 (ゑぎ)[投票(3)]
★4小津作品はたいていユーモアとペーソスがミックスしているものだが、これにはペーソスしかない。その内容に合わせて画面も不自然なほどのローキー。[Video] [review] (Yasu)[投票(2)]
★3成瀬映画のヤルセナサを狙って真逆の収束。時代遅れの志賀直哉節。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4確かにくらい映画だけれど、有馬稲子は人形みたいにかわいくて、藤原釜足がおもしろすぎて、笠智衆がからっとしてて、それぞれに突き抜けてた。 [review] (tomcot)[投票(1)]
★5小津安二郎監督の演出する「東京」は、見た目より中身が苦しい。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★5賛否両論はっきり出てくる作品であるとは思うが、通常の小津ラインとは異なった野心作として評価。 [review] (3WA.C)[投票(1)]
★4哀しい映画はこれ位抑制が効いていた方がより哀しいと思える。有馬稲子が可哀想すぎて、彼女が救われる他の映画をみないことには、観ているこちらも救われない。 (buzz)[投票(1)]
★5雪と闇と有馬稲子と、それに勿論原節子に。 (ヤマカン)[投票(1)]
★3斎藤高順の音楽がいつも通りの軽やかさ、であることが、本当のこの映画の意味なのでは。よく考えると、たいした事件は起こっていない。小津のいつも通り、だけれど、省略がうまくいっていない。沈鬱なのは、オサムちゃん、ミノルちゃんがいないせい。 (動物園のクマ)[投票]
★3備忘録:昭和32年(1957)の喪服は [review] (Aさの)[投票]
★3ちょっと暗すぎて自分の好みに合わなかった。 (赤い戦車)[投票]
★5小津のフィルモグラフィでは最も「愛すべき」という語による形容が相応しくない作品にも思えるが、「小津による真冬」が描かれているというだけで、しかし私はこの映画を愛さざるをえない。 [review] (3819695)[投票]
★4これが小津安二郎の豆腐だよ。人間てのは誤解されるために生まれてきてるんじゃないだろうか。 [review] (G31)[投票]
★2もしこの作品の監督が小津じゃなければ、好きな映画になったのかも・・。他の作品の小津らしさが好きすぎて、この作品はあまり好きじゃない。 (あちこ)[投票]
★4小津にしては誰もが感情溢れていてぐっときた。ストーリーは暗い。笑っちゃう叔母さんとか、彼氏とかも今回はちょっと笑えなかった。モノクロの迫力感じます。 (megkero)[投票]
★3「なにすんのさっ!」っていうシーンで思わず笑った。けんちゃんって昔風に言うとシスターボーイだったのか? (TOMIMORI)[投票]
★3普段だったら笑えるオズのいつもの構図が不気味に感じた。 (guriguri)[投票]
★2言っても詮無いが岸恵子ならもっとバカで劣情的でだらしない女になってた気がする。有馬稲子じゃ犠牲者じみて鬱だ。 (coma)[投票]
★3登場人物がみんなとても現代的なのにはびっくり。そして珍しくドラマチックな展開。でも少し長く感じた。 [review] (埴猪口)[投票]
★4山田五十鈴が絶品!どうしようもないオカン。娘は娘、あたいはあたい、って悪びれずにしたたかな女を演じている。原節子は主演級で格上の女優と共演する時はダメ。ラストの五十鈴との掛け合いに力量不足が露呈している。 有馬稲子は案外、当初の岸恵子よりも良かったのでは? (入江たか男)[投票]
★3これまで観てきた小津作品とはかなり趣が違う。タイトルの「東京暮色」はその通りと思うが、不幸一色とは救われないよ・・・。 [review] (RED DANCER)[投票]
★4この作品のどうしようもない救いのなさ。この後カラー化とともに小津の妥協が始まる。 (takud-osaka)[投票]
★2なんかなぁ、巧い役者さん達が巧〜く演ってますって感じなんだよねぇ。戦後の小津は明るい方がいいや。この作品と『浮草』はあまり好きじゃない。 (直人)[投票]
★5「東京物語」とほぼ同じ布陣なのに全く違った内容になった。動的部分が珍しく多いが、ラスト辺りの静的モンタージュ、感動させるのはさすが、小津の重みを感じる。有馬稲子の馬鹿娘ぶりは苛々。リズムを壊しているが、、。 (セント)[投票]
★3山田五十鈴の演技が光ってたが、ラストの展開といい小津作品の中で異色の作品。 (ぱんな)[投票]
★4小津後期の予定調和の世界から逸脱した感情の発露。諦念と悔恨と嗜虐の快楽。有馬稲子のキャラは虚無の深淵に片足を掛け成瀬的ヒロインをも凌駕する。彼女の周辺の若者像もアプレ感を横溢させ老人的親和な違和感が無い。 (けにろん)[投票]
★4小津ワールドにどっぷりと。有馬稲子がめちゃめちゃ可愛い! (雪虫)[投票]