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[コメント] 秋刀魚の味(1962/日)
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★5…なんじゃ、この不穏な映画は? [review] (kiona)[投票(14)]
★5固定枠の中で人物が動く。床上20cmの遠近法。圧倒的な日常描写。日本間に背広。戦後高度経済成長の空気感を封印したタイムカプセル、私は13歳だった。 [review] (ぱーこ)[投票(9)]
★5この作品、笠智衆の受け答えが冴えまくる。「ねえ艦長。どうして日本負けたんスかねえ」「ウーン、ねえ」この”ウーン、ねえ”絶妙(一緒?)。 [review] (G31)[投票(7)]
★5やたらツンツンしている岡田茉莉子と、ゴルフ道具を買わせてもらえなくてふて寝する佐田啓二の他愛ない夫婦喧嘩も良いし、笠智衆中村伸郎がその場にいない友人の北竜二を勝手に死んだことにしてしまう会話シーンはなんだかシュールでさえある。 [review] (太陽と戦慄)[投票(6)]
★5これだって、立派な「おっさんの妄想」ですよね・・・? [review] (ミイ)[投票(6)]
★5個人的に一番好きな映画です。秋刀魚のはらわたのような旨さと苦味。日曜の夜の悲しさ。軍艦マーチでどうして涙が出ちゃうの?最後の場面は笠知衆最高の演技ではないでしょうか。 (熱田海之)[投票(6)]
★5役者が木偶の坊になりがちな小津作品の中で加東大介は、中村鴈次郎・杉村春子と並んで強烈です。東野英治郎と杉村春子の親子は、これまでの作品にない陰惨さで、新たな予感を感じさせているのに。合掌。 (ジェリー)[投票(4)]
★5私たちは本当にこれを「映画」と呼ぶことができるのだろうか。小津の最前衛映画。映画的瞬間に埋め尽された映画が「映画」を超えてしまうという逆説。 [review] (3819695)[投票(3)]
★5柱である父娘(笠智衆岩下志麻)を描くため、東野英治郎杉村春子という全幅の信頼を寄せる2人を使ってもう1組の父娘を描くという残酷なまでの、そして見事なまでの対比の映画。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
★5映画史上最高の遺作。もう完璧だ。演出力とは時間を描く力だ。我々はこの豊かな時間を本当に取り戻すことができないのだろうか。佐田啓二がタバコの煙で輪を作るカットなんて神業。もう本当に最高。 (ゑぎ)[投票(3)]
★5すべての男は寂しがり屋である。「最後はひとり」という宿命に気づいた男たちの哀愁が立ち込める。昭和の前半を生き抜き晩節を迎えんとする男の焦燥と愛惜を描いて、黒澤の『生きる』と双璧をなす傑作。そして、静かなる怪優笠智衆の快心作。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5小津作品は段々完成形に近づいてゆく。だから遺作であるこの作品が一番好きです。総じてカラーになってからの小津作品はイイ。『東京物語』は代表作ではなくむしろ異色作と思ってます。理由は・・・長くなるのでいつかどこかに書いてみます。 (フォギー)[投票(2)]
★5岩下志麻の嫁入り姿にいちころです。カラーも十分に生かされていて美しい! [review] (chokobo)[投票(1)]
★5久しぶりに味わった「故・長谷川町子さんが書いていらした当時のサザエさん」と同じような空気感。 (ヤッチ)[投票(1)]
★5会社で怒られどっぷり疲れて家に帰って、風呂上りにビール片手にこれを観るのが僕の楽しみの一つです。 (ショスタコビッチ)[投票(1)]
★5眠気も吹っ飛ぶ面白さ。岩下志麻の美しさに度肝を抜かれた。 (guriguri)[投票]
★5今までの小津映画とはちょっと感じが違ったように思えましたが(配役のせい?!)、やっぱり良い映画です。 (コマネチ)[投票]
★5SFに近い映画空間に漂う、エロティックな人間たち。 唐突に、S・キューブリックはこのような映画が撮りたかったのではないか?と考えました。 (FOREST)[投票]
★4駆逐艦「朝風」:昭和19年8月23日、米潜ハッドゥーの雷撃を受けリンガエン湾西方水域にて沈没。 [review] (sawa:38)[投票(12)]
★4頻繁に同一語句を反復する台詞回しが刻む小津的リズムはカット割にも表れ、効率的に物語を語る上では幾らか不要な(この「幾らか」という微妙さが絶妙なのだが)筈のカットが映画的時空間を現出する。不気味な傑作。 [review] (煽尼采)[投票(6)]
★4軍艦マーチにあわせて敬礼しながら体をくねらせてリズムとる風呂上がりの岸田今日子、楽しげなその姿が脳裏から離れない。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4いっしょに飯を食う、酒席をともにすることの意味。若い諸君はこの映画を見てオトナの礼儀と作法を勉強するべし。 [review] (ホッチkiss)[投票(5)]
★4こんな撮り方、絶対におかしい。真正面から捉えられた人物の視線は話をしている相手ではなく、相手の身体の先のもっと遠くでかつ広いどこかに突き抜けている。 (グラント・リー・バッファロー)[投票(5)]
★4「やるべきこと」と「やりたいこと」の間。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
★4以外とエロティックな映画だったりして。 [review] (ちわわ)[投票(4)]
★4杉村春子の登場と、その直後の怖ろしい表情。加東大介の敬礼と行進と軍艦マーチ。機械人形じみた岩下志麻。セリフの執拗なリフレイン。滑稽、それ故の残酷、あるいは不可解。これを狙ってやっているのだ(ろう)から、凄まじい。ついでに、最後に映し出されるアレ、これまたなぜそれがそこにあるのかが不可解。ある意味、完璧な(運命的)遺作。 ()[投票(3)]
★4鏡とジャンプとリボン [review] (torinoshield)[投票(3)]
★4初めて食べる鱧に、月賦払いのゴルフクラブに、主を失った鏡。小道具が饒舌に哀愁を語っている。2003.4.18 (鵜 白 舞)[投票(3)]
★4この映画の話の‘負’をすべて背負った登場人物ひょうたん(東野英治郎)はやはり‘先生’ですね。身を持って生徒に人生を示したのだから。東野さんの、水戸黄門を別にして(笑)彼のベストの1つだと思う。 (KEI)[投票(2)]
★4岸田今日子になってみたい (ボイス母)[投票(2)]
★4どちらかというと東野英治郎の娘杉村春子を思う辛さ、「先生」から「爺さん」になった社会的な役割の変化などが絡み合って心に染みてきた。 (kekota)[投票(2)]
★4娘が「嫁にやる」ものだった時代、人々は巡り来る季節を生きるように人生を送っていた。落ち着いた語り口、波瀾のないドラマ…しかし、その底には何か無残なものが横たわっている。 ()[投票(1)]
★4小津作品は久し振りだが、やっぱり良いなぁ。白黒の頃の『麦秋』『お茶漬けの味』なんかも良いが、カラーになってからの方がより良い。['06.7.2DVD] [review] (直人)[投票(1)]
★4いつも通りの小津作品を作るというその事実こそが小津監督の挑戦だったのではないでしょうか? [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★4鱧も秋刀魚も旬がある魚。うまいもんはうまい時に食べるのがいいように、大事な人にはその人が望む時に、幸せになってくれたらいいんですよね。 (スパルタのキツネ)[投票(1)]
★4小津作品初見につき、最初は平坦で不自然な台詞回しに大いに戸惑う…。しかし実はそのギクシャク感がじわじわ効いてくる事に気付く。うん、くせになるかも…。ひょうたん先生親子が悲しすぎる…。時の移り変わり、人生のほろ苦味を強烈に印象づける。 (埴猪口)[投票(1)]
★4若い岩下志麻が初々しい。二階で一人で泣くなんて、もうなんて可愛いんだろう。 (buzz)[投票(1)]
★4カラーになっても小津色は生きている。感心。でも外国人が見たら小津映画は区別がつかないのではないか。俳優、娘の見合い、素材は同じ。これが遺作か、、。 (セント)[投票(1)]
★4なんどもだまされ、それが快感だった。 (tredair)[投票(1)]
★4小料理屋での会話、笠智衆の淡々とした台詞や表情にうつる微妙な心理 描写が素晴らしい。東野英治郎の「ひょうたん」先生もおもしろかった。 (おっとり)[投票(1)]
★4高度経済成長がこの国を汚していく姿が見えてくる。 (さいもん)[投票(1)]
★4あの夫婦のデコボコぶりが良い。買っちゃえ買っちゃえ!84/100 (たろ)[投票]
★4なかなかの喜劇。なかなか凄い物語。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4ヒョウタン先生、夢を見た。 [review] (ミドリ公園)[投票]
★41度戦後のこの時代にタイムスリップしてみたい。 [review] (あちこ)[投票]
★4岡田茉莉子がとてもかわいい。ハンドバッグ買ってやれ、買ってやれ。 (動物園のクマ)[投票]
★4岩下志麻原節子の役をやらせてるのを見て恐ろしくなった。杉村春子の登場シーンで爆笑。 (coma)[投票]
★4小津晩年の本流ホームドラマは『秋日和』で事実上終焉したのだろう。演出技法は一貫しているが腰の据わったテーマを扱ったものとも思えない。滋味があるとも言えるが拡散し徹し切れていない感じが残る。居酒屋の軍艦マーチの逸脱が統一感を削ぐのも一興。 (けにろん)[投票]
★4計算され尽くした緻密な画面構成、ドラマ構成!数少ない「完璧な」映画。 (茅ヶ崎まゆ子)[投票]
★4杉村春子の描き方が手厳しい。監督が生きていたら、このあと変わっていく日本の家庭のかたちをどう描いただろうか。岸田今日子が素晴らしく可愛らしい。 (AKINDO)[投票]