★3 | 『浅間山荘』や『ミュンヘン』に比して物語る手法として扇情的な描写が皆無に等しいのはいいのだけど、そこから何を提示したかったのかが今ひとつ見えてこない。テロルの「時代」を問うわけでもなく人間の尊厳や葛藤を突き詰めて提示されたとも思えなかった。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 「想像で人は救えないわ」「想像は現実的だよ」 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | アルド・モロを監禁する部屋探しの場面から始まる。主人公は赤い旅団のメンバーで実行犯の中では一人だけの女性キアラ−マヤ・サンサ。彼女の職場や生活圏の描写も一部あるが、基本的にモロを監禁した部屋と家屋が、殆どのシーケンスの舞台となる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 夏休みの合宿が終わらないような、延滞した非日常が醸すフワフワがある。一方で老人のダンディズムに感化を見出したい自惚れた空想と、それを罰したい自己規制がある。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 4.5点。冒頭第1カットから息を呑む見事な撮影と照明。映画的なケレン味に溢れるショットを連発し、最終的にはリアルとフィクションの境界を溶融せしめ、ピンク・フロイドの"Shine on you crazy diamond"と"The great gig in the sky"が強烈な哀愁を映像に発散させる。マルコ・ベロッキオ、その名を胸に刻み込んだ。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 揺れまくり。革命も、映画作りも覚悟が必要ってね。内容はわかるんだけど、欲求不満が残るものにしてほしくなかった。 (あちこ) | [投票] |
★2 | 犯人たちが稚拙に思えました。本人たちなりの確固たる動機が見え難く、些細なことで揺れ動き、それらが結果として詰まらなくしていると思います。 (夢ギドラ) | [投票] |
★4 | ピンク・フロイドの「狂ったダイアモンド」が本当に効果的! (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 観ている間は、この事件には単なる歴史上の出来事以上の意味があると実感できなかったので、どうも人ごとのような気がしてならなかった。話の“オチ”の処理も若干安易に感じた。[ユーロスペース1] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | イタリア映画の真髄を見る思い。ベロッキオの演出が冴え渡る。世界を震撼させた首相誘拐からテロへと移る「赤い旅人」の視点から見た人間の自由とは、、。
[review] (セント) | [投票] |