[コメント] X―MEN ファイナル ディシジョン(2006/米=英)
前半から意表をつく展開だが、そのせいで最後の戦いは本来大迫力なのにちょっと寂しいものを感じた。また、今回、新規に加わったキャラも含めて全体的に各キャラのエピソード消化に忙しく、表面的にしか印象が残らなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『X−MEN』シリーズの第三弾。
前半からサイクロップス、プロフェッサー消滅、ジーンが敵に回り、ミスティーク、ローグ脱落と意表をつかれる展開。1作目からの主要メンバーが半分も抜けたせいで、最後の戦いは本来大迫力なはずなのにちょっと寂しいものを感じた。
今回、新規に加わったキャラクターも含めて、全体的に各キャラのエピソード消化に忙しく、表面的にしか印象が残らなかった。特にジーンは、スコットやプロフェッサーを自分の能力で殺してしまったのだから、二つの人格の葛藤をじっくり描きつつ、最後のウルヴァリンとの対決に持っていって欲しかった。また、ジーンは無言な事が多く、自己主張もしないため、どんな考えでマグニートについているのかもわからず、最高の超能力を持っていながら、今ひとつ存在感がなかった。
ただ、そんな中、マグニートに関しては、自分を助けて人間化したミスティークへの冷たい態度、自分が人間になってしまった時の落ちぶれぶりなど、ミュータント選民主義らしさが出ていて良かった。
スタッフロール終了後にチャールズが生きているようなシーンがあるが、どうやって助かったのかが、ちょっと気になるところ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。