[コメント] キンキーブーツ(2005/米=英)
イギリスの片田舎の紳士靴工場を舞台に、男らしさとはなにかなんていう深遠なテーマを軽くあしらいながらも、なかなか楽しくてユーモアのきいた佳作。
幸せになりたい、という当たり前の願いをもつ主人公の婚約者や、職人としてのプライドに生きる男たちなど、さりげなく描きながら、オーソドックスにミラノの靴のコレクションへと結びつける。
それなりに練られた感じのする脚本のおかげで、ドラッグクィーンという突飛な設定があまり浮かび上がることもなく、自由に清清しく生きられて、その上でそこそこの成功がおさめられる人生って、案外いいんじゃないかなと思わせた。
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