[コメント] ザ・フォッグ(2005/米=カナダ)
中盤辺り迄はオリジナルを踏襲しつつ適度なアレンジも施してまずまず。今風リメイクで成功か?と思わせたが、後半戦に入り肝心の亡霊達が出てきてからは見てらんない状態だ。濃霧警報が出ているにも関わらずそのヘタレな後半をじっくりと鮮明に見届けなければならないのはまあいいとして、本作最大のミスが一つある。それは
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「霧」に関してだ。オリジナルでは、その昔アントニオ・ベイに移り住む約束だった人々を裏切る行為として、船に乗った彼らを濃霧の夜に灯台の明かりを模した光で岸壁に誘い沈没させた、よって彼らは亡霊となって濃霧と共に現れるのである。彼らの怨念は「霧」を纏う必然性があるんだな。だから「ザ・フォッグ」なのだよ。
このリメイクでは、その裏切り行為に「霧」が全く関与せず彼らの船を焼き払っただけだ。これではむしろ亡霊達はなんらかの発火現象で復讐する方が自然になってくるんじゃないかな。まあ、ぼちぼち燃やしてはいたが。
細かいかもしれないが、上記のポイントは指摘しておかなければならない。なにしろしつこいようだが「ザ・フォッグ」なんだからね。
まあでもギリギリの3点。疲れてた状態で鑑賞したけど眠くならずには観れたので。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。