[コメント] 父親たちの星条旗(2006/米)
戦争映画は「We」から「They」へ。
「俺たちはこんな酷い目にあった」『ディア・ハンター』が70年代。
「俺たちはこんなに酷いことをしてきた」『プラトーン』が80年代。
「でもそれが無意味だなんて思いたくない」『プライベート・ライアン』が90年代。
そして、21世紀。アメリカの戦争映画は、「昔こんなことがあったのさ」という懐古調の語り口になった。60年経った今も戦争を続けてるのは、他ならぬ星条旗を掲げたアメリカなのにだ。確かに良く出来てたと思う。でも、年寄りの思い出話は、なかなか若いモンの耳には届かないモンだ。いかな平和ボケした自分ですら、今は『華氏911』に見られるような熱さを持って「戦争なんかゴメンだ」って叫びたいと思ってしまうんだな。
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