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[コメント] トンマッコルへようこそ(2005/韓国)

心にグッサーと刺さる要素はてんこ盛りだったのに、何故かサクっとしか刺さらなかった。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







例えばラストは全て米軍に押し付けてしまうところとか、現実に直面する事を避けるあまりファンタジー要素を盛り込んでしまったところとか、それらはこの作品を面白くしうる要素ではあると思うんですが、私にはどうも逃げのように感じてしまいました。

それを逃げと取られないように、ファンタジー映画と銘打つ事で、色んな事を回避している感じがしました。これは現実であるはずなのに「いや、ファンタジーですから」ってシャッター下ろされてしまった感じ。

伝えたかった事はバシバシ伝わってきたし、すごく面白かったんだけど、製作者は他に何か重大な事を避けて作ったんじゃないかと疑ってしまいたくなる出来なんです。この監督はこの作品が処女作らしいですが、次は真っ向勝負で1本撮って欲しい。きっと面白い映画を作ってくれるんじゃないかなと思わず期待してしまいます。

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08.10.14 記

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] ぽんしゅう[*]

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