少し中弛み感も漂ったけど、他の部分で相殺されたかな。 いつからかOO7には子どもじみたスパイのイメージが ついていて、今回もたまになんとなく観るお手軽映画な 感じで考えていた。だけど、これは違った。

もっとも、格闘が異常に強かったりのスーパーな面は 残されているけど、特殊装置とか特殊能力なんかは 極力省いてあって、大人の観賞に耐える作品に仕上がっている。 いつもの破天荒な展開を想像していただけに、面食らった感じ。

クレイグのボンドはユーモアがあり逞しさがあり、 本来のジェームスボンド像に一番近いんじゃないかと思う。 ここでリセットされ、新たなOO7の歴史が始まるといったところ。 終幕の途端、次回作に期待しちゃいました^^

何故に氷のハートを持つと言われるのか、その答えがあり。 まさかOO7で泣けるとは思いもしませんでしたね。 シリーズ第21作というより、完全なリバイバル作品です。 欲を言えば、もう少しDBSでのカーアクションが見たかったかな。