[コメント] ダーウィンの悪夢(2004/オーストリア=ベルギー=仏)
破壊者の顔を隠し闖入した経済システムは全ての関連者の生活を覆い包み、一方の富裕の対価として対極に、貧困、失業、病といった切迫として立ち現れ、その危急さゆえ、いつしか人々から巨視的視点を奪う。そして、奪うも者も、奪われる者も盲目と化すのだろう。
すると、戦後自由主義経済の下、生まれたときから何不自由なく日々を過ごした自分の立場もまた、平穏であるがゆえの盲目者として、あるシステムの維持に加担しているのではないだろうかという強い不安にかられる。
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