コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] パフューム ある人殺しの物語(2006/独=仏=スペイン)

冒頭、魚市場が発する悪臭は確かに感じた。けど「人を魅了する香水」の方は僕にその匂いは伝わらなかった。想像力不足のせい? 後席の人のポップコーン(カレー味)の匂いの方が強烈だったょ。単なる嗅ぎ嗅ぎフェチの変態映画という感想。花粉症の時期にこの映画はキツい(笑)。ココが解せない→
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一番気になったのは、12種類の香料は揃っていて、あと1種類が何かわからない古代の秘密の媚薬的な香水がある・・・とか説明しておきながら、彼(グルヌイユ)はせっかく判明している12種類を全く気にすることもなく、13人の処女の匂いを集め出したこと。そのエピソードがもう全然関係なくなっちゃってんじゃん。

鼻のアップが嗅ぎ嗅ぎする映像が多いのは、まぁ・・、まぁ、よしとして(実際僕も劇場に何かギミックが仕込んであるんじゃないかと思って鼻をくんくんしたし・・・)、あんなに近くで「くんくん」されたら、普通、いくら自分が無臭だとしても気配で気付かれるってば。単なる変態。つか、変態村へ行くべき。

周囲の人たちが見知らぬ隣人とまで合体したくなっちゃうような魅惑の香水をまとってみても、誰一人自分と交わろうとする人がいなかったとしたら・・・そりゃ切ないわね(笑)。「僕だけ自慰? マジ? その香りの主、僕!僕!!」みたいな。

いい匂いを嗅いだ瞬間に、背景が少女漫画みたいな花園に変わるシーンには思わず笑っちゃった。。。それしか表現方法がないなんて。

難しいねー、匂いの映像化っつーものは。臭覚って記憶だから、嗅いだことない匂いがわかんないのは仕方ないよな。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (5 人)YO--CHAN[*] のこのこ わっこ[*] デナ プロキオン14[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。