[コメント] ラブソングができるまで(2007/米)
数年に1回、こういう映画を観るのも本当に悪くない。
「舞台設定をちょっと変えただけで、往年のラブコメと何の代わり映えもしない作品。」そう言ってしまえばおしまいなんだけど、それだけで片付かないのがひゅ〜のラブコメ。とにかく骨組みがしっかりしていて安心感がある。そして何を言われようが王道路線をひた走る潔さ。ここまで無駄を省いたスッキリシンプルなラブコメってそうはないよ。
展開は丸分かりなんだけども、起承転結の意味を説明する時の題材として使いたいくらい、起承転結がはっきりしているし、観ていてテンポがよい。だから先が見えてしまっても一向に気にならない。
そして先の読める展開でも気にならないもう一つの理由はやっぱりひゅ〜とドリュー・バリモアの魅力かな、と。どうしてもひゅ〜の顔が好きになれない私。でもいつだってひゅ〜の作品に"リラックス"させてもらってる私。・・・なぜ?それこそがひゅ〜の魅力なのかな。字幕でたまにひゅ〜の台詞の語尾に「〜もん」てついてるのがまたウケる。本当に言ってそうだし。
それから80年代の音楽には全く無関心な私だけど、基本ミーハーなものでものすごく分かるというか、既視感たっぷり(自分も将来、年老いた過去の産物でギャーギャー言ってそうだし)の映像にゆったり笑えました。
ちなみに数年に1回、こういう作品を観るのも悪くないって言いましたけど、前回そう思わせてくれた映画は『トゥー・ウィークス・ノーティス』でした。
監 督 一 緒 か !
マーク・ローレンスさん、数年後またこんな頼れるラブコメお願いします。
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08.01.15 記
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