[コメント] ダーク・スター(1974/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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鉄の板切れに乗って宇宙サーフィンしつつ大気圏突入、燃え尽きる・・・あのシュール で何とも言えない余韻を残すラストシーンは間違い無く映画史に残ると思う。絶望的な状況なのに悲壮感漂うわけでもなく、むしろ流れてきた鉄板を使って、どうせ最後だからこれでサーフィンしよう、などとと考えるところがなんかアメリカ的なのかもしれない。 この大気圏突入サーフィンがスネークのサーフィンに繋がっていくかと思うと興味深い。
ノリは自主製作のC級映画って感じの映画だが、テーマ曲の「ベンソン・アリゾナ」(カーペンター作曲!)とラストの素晴らしさに尽きる。この鑑賞後の不思議な気持ちは いったい何だ!?『カーペンター』監督の才能の萌芽を感じる一作。
「ベンソン・アリゾナ」作詞・作曲:ジョン・カーペンター
陽の光がふりそそぐ でも僕が見てるのはひとつ 君を失ったことに やっと気付いた 月日があんまり早く過ぎ去って もう光さえ 届かない あの砂漠の空と 君の素肌の冷たさを失った僕なのさ
ベンソン・アリゾナ 暖かい風が君の髪をなでて 僕の体は銀河にある 心はアリゾナに残したまま ベンソン・アリゾナ 空には同じ星が輝いている 君と二人で見たときよりも もっとやさしく輝いている
歳月は僕たちを別れ別れにし 今 僕は青年のまま 君は年老いた 思いでは深く刻まれたまま 僕が置き去りにしてきた あのころを夢見てる 最後に過ごしたあの場所が 心に焼きついて離れない
ベンソン・アリゾナ 暖かい風が君の髪をなでて 僕の体は銀河にある 心はアリゾナに残したまま ベンソン・アリゾナ 空には同じ星が輝いている 君と二人で見たときよりも もっとやさしく輝いている
親爺最高!!
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