ラスト１３分強の実写部分のごっつテイストのコントで誤魔化してるだけ。結局、人志松本は表現力は元より、話ひとつ作れない事がわかった。

人志松本の凄さは80点の才能を120点に見せるところである。売れてない頃から高飛車な態度を取り、売れ始めた時も他人のアシストには一切回らず、大御所気取りで今日のポジションを掴んだ。たぶん彼はどの世界でも成功しただろうし、どの世界にいても独りぼっちだと思う。

最近、篠原涼子出演の何かの映画の批評で篠原涼子と全然会っていない事を書いていたけど、そりゃそうだろう。何をしても文句を言われない事を言い事に胸は触るは、ひっぱだくは、水はかけるは、わめき散らすは。あれはキチガイ！　仮に志村けんの番組に出てたら、「今の私があるのは志村さんのおかげ。」と言うかもしれないけど、事務所から「我慢しなさい！」と言われ耐え続けた時間を彼女は思い出したくないと思う。

人志松本はそんな彼女の気持ちなんてわからないだろうし、この作品も本気で「素晴らしい作品」と思い込んでるんだろうね。