[コメント] ビッグ・コンボ(1954/米) - 更新順 (1/1) -
投げやりな囚われの美女に惚れる峰岸徹みたいな偏執狂刑事。ヘアトニックの味がする作品。話はありきたりだが部分的な強度は優れている。部分だけを観せたい表層批評好みの作品なんだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
冒頭からジョン・アルトンの光の扱いには目が釘付けになる。リー・ヴァン・クリーフとアール・ホリマンのコンビと、ヒロイン=ジーン・ウォーレスがオープニングから登場、というのが嬉しい。これら人物の動かし方もカッコいいのだ。そういう意味で、絶好調のジョセフ・H・ルイスだと云えるだろう。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
ひたすら横柄で苦々しいボスリチャード・コンテや、ただ美しいだけの情婦ジーン・ウォレス、「補聴器ネタ」のために存在する卑屈な部下ブライアン・ドンレヴィに、意味なく不屈な刑事コーネル・ワイルド。そんなB級キャラが冴えるA級半ノワール。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
補聴器の使い方に尽きる。補聴器が外れた男の主観ショットでは、サイレント映画になる。その静寂の中でのマシンガン乱射シーンにはシビれた! (AONI) | [投票] | |
いかにもフィルム・ノワール的な照明の格好良さに加えて、補聴器でジャズを聴かせる拷問シーンなどニクい演出満載。クライマックスの銃撃戦からラストカットまでの流れは圧巻と言うしかない。不敵なギャングのボス、リチャード・コンテの好演も光っていた。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
冒頭の女性の追っかけシーンなどひどく脇の甘いところがあるかと思えば、リチャード・コンテや ヘレン・スタントンの癖の付け方に工夫を感じさせる面もあり、いかにもB級ノワールらしい魅力の放ち方。補聴器はよい小道具だ。霧の使い方が幼稚っぽい。 (ジェリー) | [投票] |