[コメント] ボルベール 帰郷(2006/スペイン)
情念が理性を凌駕する。これだけ突っ込み所満載のエピソードを散りばめながら、「女の強かさ」一点張りで押し切る力強さ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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殺人、死体遺棄、放火、近親相姦、不法侵入、無免許営業…下手な犯罪映画を凌ぐ怒涛の展開にもかかわらず、ペネロペ・クルスは終始堂々、ロラ・ドゥエニャスはとぼけた顔のまま。
女たちが墓を洗うファーストシーン、吹きすさぶ強風が一気に映画世界に引き込む。そしてヴィヴィッドな色遣い。ペネロペの衣装や内装の色遣いの鮮やかさ。故郷という「闇」で生きる女たちの生命力。
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