[コメント] 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007/日)
全員が腑抜けてしまっていては、立つべきキャラも立ちようがない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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結局、ラストで姉妹の立場が逆転するところで「おー!」とならなければいけないのだろうけど、佐藤江梨子も佐津川愛美も演技が拙いせいで、そこまで大逆転を演じきれていなかったのが残念。
そんな二人の演技力をカバーするような流れも作れたとは思うのですが、登場人物全てに血が通っておらず、健全な人間が一人も出てこなくて、だからなお更お姉ちゃんの面白さが際立つ事がありませんでした。むしろ本当に待子さんに食われていたと思う。お姉ちゃんのキャラを立てるのであれば、やっぱり周囲に少しでもまともな人間を配置しておいてほしかった。義理の兄もイマイチ健全ではなかったので、澄伽と嫁の狭間で苦悩しているようには見えなかったし。
永作博美はウザい役をものすごくウザく演じてくれていたので良かったんですが、せっかく夫婦になれたんだから、旦那の死は悼んでほしかったなー。
私にとっては奇妙な能登弁を聞くのが唯一楽しめたところでした。永瀬正敏はなかなか上手かったけど、佐藤江梨子は全然ダメやったぞいね。
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08.06.24 記
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