[コメント] インランド・エンパイア(2006/米=ポーランド=仏)
映像を想像力で繋ぐ事。想像力を解き放つこととは?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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初めてのリンチ。
ストーリーを追うのは前半で諦めました。 映像が常に何かありそうに感じさせるのはすごいなぁ。
主人公が映像と現実がワケわかんなくなってるのシーンがあったけど、それは現実の現代の人達も実は同じなのかなって思いました。 他にも色々思う所はあったんだけど、目まぐるしくて忘れました。
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っていうような感想は多分僕だけのもので、それは難解で関連があるのかないのかわからない映像の連続を自らの頭のなかで繋いでいく作業のプロセスの中で、見た人一人一人の知識や経験、トラウマ、興味関心、想像力、創造力が多かれ少なかれ違うことから来ている。
それはどんな小説や映画、写真や音楽や芸術もそうなんだけど、きっとこの映画は見た人に産婆術のように、そういう思考のプロセスを与えるためだけに作られた映画で、またそれに(少なくとも僕には)成功しているからデヴィッドリンチは天才と評されるのかなって思いました。
リンチの言う想像力を解き放てということはそういうことなんだと思う。
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