[コメント] 街のあかり(2006/フィンランド=独=仏) - 投票数順 (1/1) -
『街のあかり』はマッティ・ペロンパーを喪って以後のカウリスマキの集大成である。そして、私がカウリスマキを愛する理由について。 [review] (3819695) | [投票(10)] | |
わたしが知る限りで最も誠実な映画のひとつ。 [review] (movableinferno) | [投票(7)] | |
カウリスマキ作品って構図とか色彩とかが妙に象徴的で無駄がなかったり物体の運動やカタチに対する固執というか執着がやけに強かったり、そもそも視点からしてかなりある種の現代美術作品っぽい。と思う。 [review] (tredair) | [投票(4)] | |
カウリスマキの絵作りはどのシーンでも健在。漂う“孤独”と“哀愁”が良い。だが、希望を描く作品であるならば、疑問に感じる構成だ。やはり『浮き雲』には及ばない。(2007.07.07.) [review] (Keita) | [投票(4)] | |
アキ・カウリスマキ的演出は彼自身にとってさえも困難な妙技であるという事。だが、単純な希望を見出す事は、単純な過程ではない、という事は痛切に伝わってくる。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] | |
宣伝担当者殺す!(レビューはひどいネタバレを含むよ) [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] | |
刑務所とは全く異なる、この愛想の無い日常。塀の外は無愛想の中にオレンジと赤があるだけ。顔をまともに見ることの緊張、と強いられた現実の無愛想に囲まれたカウリスマキの世界は、時々帰りたくなる暖かさがある。音楽のセンスも光る。 (動物園のクマ) | [投票(2)] | |
刑務所のシーンのモンタージュがいい。実にいい。昼のシーンは他にもあるのだが、夜警としての夜のシーンに対してかなり意図的に対比されたカットが繋がれる。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
終盤の展開の演出は露骨にわざとらしく、返ってマイナスだった。 [review] (わっこ) | [投票(2)] | |
好きです。現代にこそ合うこのテーマ。緻密なプロット。最適な間合いでのカット割の美しさ。音楽の効果的な不使用。これは、まさに50年前の映画を思い出してしまう。最盛期だった時代の映画の基本だ。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
なぜか現実に向き合おうとしない男にイライラさせられつつも、ほんのわずかに灯る希望の光に救われた。この監督にしては美味そうなドーナツが妙に印象的。 (TOMIMORI) | [投票(1)] | |
希望なんだよね。 [review] (MM) | [投票(1)] | |
日を追う毎に好きになってく。 [review] (tora) | [投票(1)] | |
鈍ってしまったカウリスマキの感性。いくら集大成とはいっても心は揺さぶられない。 [review] (SODOM) | [投票(1)] | |
次第に美男美女になる主人公は宮崎駿と真逆を志向しており、その分興趣が削がれたという印象拭い難い。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
中盤までは画面・編集・演出など全てにおいて並々ならぬ強靭さが感じられ、カウリスマキの到達点とまで思わせる出来。刑務所の辺りからほんの僅かだけ緩むのが惜しい。 (赤い戦車) | [投票] | |
衝撃的なヘタウマ名画。ファスビンダーを想起させる、巧拙を超えて展開する世界に漂う空気にワタクシはいつしかとりつかれてしまっていた。 [review] (ころ阿弥) | [投票] | |
映画で見るニーチェ「力への意志」 [review] (ヒエロ) | [投票] | |
コイスティネンの心理がいまいち読み取れないまま終盤までいってしまった。 [review] (バーンズ) | [投票] | |
見習うべき姿が描かれている。嫌いじゃない、そんな気分だ。 (あちこ) | [投票] | |
カウリスマキの語り口は、正に洗練されたお伽話のそれである。客観的悲惨と主観的楽天に溢れたコイスティネンをめぐる大人のためのお伽話は、希望的でもあり、絶望的にも見える。いわば、どう生きればよいかなどという教訓を、永遠に留保してしまった寓話なのだ。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
光彩の優しい重さに付託された選択と行動の淘汰圧から、意図と計画の整合性がひょっこりと浮上したとき、自嘲の諧謔は北国のド演歌に乗って昇華する。 [review] (disjunctive) | [投票] | |
暗い。バースデーケーキの上の、たった1本のろうそくの灯のように暗い。だがそれもあかりだ。 [review] (G31) | [投票] | |
負け犬三部作と銘打っているわりには、主人公の青年は、たいして負けていない、と思いましたよ。 [review] (夢ギドラ) | [投票] | |
「投げたらアカン」by 鈴木啓示(元近鉄の大投手) [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
自助努力の人 [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票] | |
前作『過去のない男』ほど一般受けはしそうにないが、それでもその精神を確かに受け継ぐ作品である。[フィルムセンター (EUフィルムデーズ2007)] [review] (Yasu) | [投票] |