いままでの作品(特に最近の『浮き雲』や『過去のない男』)では無表情の顔でも主人公がいま何を思っているのか大体想像できたが、今作ではコイスティネンが何を考えているのかイマイチ解らない所があった。

アキ・カウリスマキ監督の演出方法と「孤独」というテーマが相性悪かったのかな・・・。無表情の演技ってそれを受け止めてくれる相手がいてこそ効果的なんじゃないかと思いました。