[コメント] 街のあかり(2006/フィンランド=独=仏)
カウリスマキの語り口は、正に洗練されたお伽話のそれである。客観的悲惨と主観的楽天に溢れたコイスティネンをめぐる大人のためのお伽話は、希望的でもあり、絶望的にも見える。いわば、どう生きればよいかなどという教訓を、永遠に留保してしまった寓話なのだ。
(ぽんしゅう)
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