[コメント] インベージョン(2007/米)
母親力を中心に、適度なアクションを交えつつ、追い詰められる緊張感も持続させる事に成功している。画面から受ける温度・色彩的なものは、前3作よりも「フォーガットン」の“行ってらっしゃ〜い!”を抜きにした印象。SFスリラーの傑作とは言わないが、秋の夜長にひっそりと観るにはちょうどいいかもしれない。なんとなく。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この本作を含めたスナッチャーシリーズは、Ifの想像力を掻き立たせてくれる。「今、自分の周りがこの様な状況になったら・・・」というね。
本作ではN・キッドマン扮する精神科医の息子が、ウィルスに対し抗体を持つという設定になっているのが中盤過ぎで明かされる。人々がゲロゲロ攻撃で次々にアチラの生命体に変貌する中、自らもゲロゲロを浴びながらも人間である息子を必死に守ろうとする。だが、例えばあの息子もアチラに行ってしまったとすれば、母親はどうしただろう?俺なら最愛の息子までがそうなっちまったら、レム睡眠に入るか、それとも人間を保とうとするのか、それとも錯乱状態になるのだろうか・・・
戦争やテロの消滅・人間の本能等、人類規模的見方も面白いが、あくまで自分は家族や友人規模で色々と想像するほうが更に面白いと思ってしまう。
難点を挙げるとすれば、ワクチン作れます、助かりますよ、と言った雰囲気をややあからさまに早いうちから匂わせてしまったことかな。
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