[コメント] バイオハザード III(2007/米=英=独=豪=仏)
2作目よりつまらないことはないだろうと思っていたが、あっさりとハードルを越えてくれた。だだっ広い荒野には緊迫感も何もない。(2007.11.06.)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『エイリアンVS.プレデター』でもそのオタク度を発揮してくれた監督ポール・W・S・アンダーソンが撮った1作目はB級ゾンビ映画として楽しめるだけの作品ではあった。2作目はアクションに力が入り、ビルを駆け下りるなどの見せ場はあったがストーリーは退屈だった。
2作目でも酷いと思っていたのに、3作目はさらに酷くなるとは…。さらに続きそうなラストシーンを見ると(今度は東京ですか!?)、唖然として言葉も出ない。
今作で良かったところと言えば、先日子供を出産したばかりのミラ・ジョヴォヴィッチがそんなことは微塵も感じさせないほどかっこいい女だったこと。砂漠に合う衣装もクールだった。もうひとつ良かったのは、冒頭シーン。研究所のシーンから砂漠でアリスのコピーがたくさん廃棄されている場面へつなげて映画がスタートすると、さすがにワクワク感も生まれる。
だが、ミラのかっこよさは1作目から引き続きだし、冒頭のシーンも1作目で一番緊張感のあったシーンのコピーなのである。3作目ならではの魅力がこれっぽっちもない。鳥を大量に飛ばせばヒッチコックの『鳥』へのオマージュになると思ったら大間違いだ!
結局のところ、砂漠が広すぎた。アンデッドがたくさんいても、ほんの砂漠の一部にかたまっているように見えてしまうのだから。砂も見えないくらいアンデッドで画面を埋め尽くさないと! アリスの内面描写など必要ないですから…。
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