[コメント] 恋空(2007/日)
ケータイ小説が原作なのでストーリー展開は強引且つ風雲急を告げまくり。女が理想とする対照的な王子様を2人用意した『女目線』のヒロイズムご都合展開。ここまで来ると男目線では正直『呆れる』。ただ、荒削りながら良い箇所もあった(不覚にも落涙)。以下、数点の良かったシーンと「なんだそれ?」ポイント。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
良いエピソード。
1.レイプされた美嘉の誹謗中傷が書かれた各教室の黒板をチョークの粉塗れになりながら消しまわるヒロ。
2.自分が白血病とわかり100個の赤ちゃん用手袋を用意して友人に託したというエピソード。
3.病床に横たわるヒロが安物のお揃い指輪を外していなかったこと。
4.図書館の黒板を通した2人のやり取り(幸せでした→幸せです)
5.現像した写真が美嘉だらけ。ありがち展開ですが(例:『アントキノイノチ』)
6.ヒロの日記。
疑問つーか「なんだそれ? はー?」な点。
1.レイプ・流産のきっかけなど、ヒロの元カノ連中が都合悪く(ある意味都合良くだが)現れすぎる点。情報入手経路(制服違うから学校違うし既に別れてる)、出現場所、時期。ストーリー的にみて致命傷な痛さ。
2.毎年毎年クリスマスイヴにそこに置かれる奇妙なゆきだるまと手袋2つ。何年先まで続ける気ですか? 翌日、それを清掃・回収する人の気持ちは?
3.完全に回り道扱いの小出恵介が余りに悲しい(優しい)役回り。プレゼントしたばかりの指輪を捨てる男。ここまで来ると男目線では正直『呆れる』。
4.「花が可哀相」と言いつつ、カスミソウ、マーガレットの冠、病室に活けられた切花(病院は生花禁止ですよ)とかなりぞんざいに扱われるその後の花たち。
5.そもそも論だが、顔もわからない相手と普通は会話しません。着拒します。
以上。
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