映像から聞こえる息づかいや物音が臨場感を高めてくれたので、映画館での鑑賞は正解だと思う。大画面で見る無人のニューヨークの街並みも迫力満点だったし、よく出来た映像だったと思う。

　一番怖さを感じたのは、主人公自身がトラップにかかった時。「えっ」という驚きがあったからだ。その前の場面で見たゾンビもどきの彼ら（ダークシーカーって言ったけかな）は暗闇の中で背中を向け、もぞもぞと何かしている下等動物のようだったけど、いくらまねたとはいえ、あんな高度なトラップを仕掛けることができる連中だったんだと知った時だ。あの瞬間から主人公は、やつらに対抗するすべての認識を変える必要があったと思う。リーダーらしき者に統率されたスーパー能力ゾンビ集団と対抗するには、あまりにも一人では心細い。主人公に感情移入し、むしょうにこわくなった。バイオハザードのゾンビ達は動きがのろいし、知的な面はあまり見えないから、こいつらからはまだ逃げられるかなという見方をしていたが、今回の連中はたちが悪い。銃弾さえもよけてしまうほどの機敏な運動能力を持ち合わせているからだ。そうか、彼らは死体ではなかったんだと初めて知った。あの瞬間はこわかったな。

突っ込む場所はたくさんある。連中から主人公を救ったアナ（女性）ってすごすぎる。あのミュータントから女性ひとりでどうやって救ったんだか。さらに約束の場所とはいえどうして夜中にあそこにいたんだか。港だろ？約束は昼の１２時なんだから普通はあそこにはいないだろ？って突っ込みながら見ていたよ。それに電気はどうして使えるの？ガソリンスタンドで手動で給油していたからたぶん電気はきていないんだと思うけど、主人公の家の電気は自家発電？だとすればコンプレッサーの音ですぐに気付かれちゃうよね。どうしてたんだか？

アルシュ氏の「ウィルス・ミス」最高！さすがシネマdeジョークの管理人様！久し振りに氏のHPに訪れたくなりました！

ところで、わかる人教えて！主人公が玄関の前に撒いていた水、もしくはガソリン？って何のため？

もしかして、においを消すためだったのかな？