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[コメント] 歌麿・夢と知りせば(1977/日)
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★5何十回目かの鑑賞。粋である。照明を四角で切ったり暖簾をスタッフロールに使ったりとひたすら凝っている。つまりは「様式美を意識した様式美」。岸田森にはこの作品で惚れた。切なさと無常観を備えた終盤は絶品。劇場鑑賞時、山城新伍が登場しただけで観客から笑いが起きたのは苦笑したが。 [review] (tkcrows)[投票(1)]
★5篠田正浩の『写楽』のほうが、金がかかった豪奢なものだとは判っている。だが、その登場人物の心模様は実相寺のほうが格段に勝っている。あれは正しく江戸の「あの時期」だ。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★2絢爛さと猥雑さが同居する江戸の町、短く切り刻まれる男女の絡み、逆光ローアングルの殺陣シーンなど実相寺カラー絶好調なのだが、それを一本調子で2時間20分も見せられるとさすがに疲れる。でも中川梨絵の花魁姿は必見。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4とても凝った照明に見入ってしまったし、エロシーンも上出来。しかしながら、実話に基づいた映画だと勝手に思っていたので、ちょっと肩すかしだったのと、江戸時代が舞台なのに妙に左寄りの思想やセリフにしらけた。テーマ曲は古今東西あらゆる映画音楽の中でも特別好きなもので、音楽に☆ふたつ。 [review] (サイモン64)[投票]
★3岸田森主役です。いつもより出番、多いです。 (cinecine団)[投票]
★3曲者揃いの役者の面構えの選択に於ける一貫した趣味性も凝りまくりの照明と撮影も実相寺演出は完全な統一感を保っているのだが、エロスの追求という明確な主題を提示してしまっては底の浅さが露見する。爛熟文化の光と影を描くには華が無く影が濃すぎる。 (けにろん)[投票]