[コメント] 赤い荒野(1961/日)
赤くもなければ荒野でもない、きわめてウェットな緑成す大草原に繰り広げられる西部風の物語。でも、実際ドライさが似合うのは宍戸錠のみであり、まわりの日本的すぎる俳優たちの演技もウェットきわまりなく、それはそれで西部劇とは別モノである何かの世界を形成している。しかし単なる別モノアクションというのは、こと日活においては凡庸な設定でしかないし、そこからはみ出す大胆さも見せてはくれなかった。
(水那岐)
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