思った通り。

歌って踊って華やかで、ばかばかしくってコミカルで。 時折クスッと笑わせて、最後は必ずハッピーエンド。

期待を超えることはなく、けれど決して期待を裏切ることもなく。 正しく期待通りの映画だった。

もちろん、ダメ出ししようと思えばいくらでも突っ込みどころはある。 でも、そんなん見る前から予想できたことだし。 想定の範囲内ってやつで。

それよりも、期待していたことが期待していたとおりに行われたってことの方が、重要。

だって、期待して見に行って期待通りの映画って、あるようでなかなかないよ？ 期待して見に行くと、たいてい肩すかしくらったような気分で帰ることになるんだもん。 あの肩すかし感、いい大人がだもんとかいうくらいに寂しいものがある。 まぁ、逆に言えば。 期待して見に行ってなくて、おっ！て思うこともあるんだけど。

とにかく、この「魔法にかけられて」は期待通りの楽しみを与えてくれる映画だった。