コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ノーカントリー(2007/米)

鑑賞後5時間経過しても混乱したまま。名作であり傑作ではあるが、奥深すぎて理解が及ばない。
サイモン64

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2009.5.23 『バーン・アフター・リーディング』を見て、面白かったので、勢いで名作の呼び声高い本作『ノー・カントリー』のDVDをオークションで購入。鑑賞した。

〜〜〜

面白いことは間違いない。あまりにもタフな逃亡者と追跡者。それを取り巻く人々に、最後まで傍観者でしかない保安官。

この追跡者たるや、血も涙もない殺人鬼でありながら、意味不明な自分のルールはなんだか確立しているというわからなさだ。

悪魔のいけにえ』のレザー・フェイスを超える登場人物に初めて会った気がした。

表面的なサスペンスやバイオレンスは十分楽しめた。特に二番目のホテルで逃亡者が発信器を見つけてから、ほうほうの体で逃げ出すまでの緊張感はすさまじく、また、重傷を負いながらも前進することを止めない追跡者の、ゴキブリのような生命力にはターミネーターとプレデターとエイリアンを混ぜたかのような恐怖を感じた。

が、表面的なおもしろさとは裏腹に、この背景に織り込まれた物語の深さが未だに理解できないでいる。間違いなく名作であり傑作なのだが、あまりにも奥が深すぎて、その深部が未だに私の中で理解できないままだ。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。