[コメント] ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米)
音楽で+1、ダニエル・デイ=ルイスの演技で+1。もう少し年齢を重ねた時、良さが分かる作品なのかもしれない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『クリスマス・キャロル』のような分かりやすい改心話だったり、勧善懲悪の話を期待していたわけではないが、このストーリーには惹かれるものがなかった。
ただ、極めてリアルな作品であるとは思う。孤独を愛するだの人間嫌いだのという言葉を吐いておきながら、常に腹心を置きたがる姿勢。その腹心を好むと好まざるとに関わらず、自分から遠ざけた後の自暴自棄ぶり。こういう不合理さこそが人間の業である。
しかしながら、今振り返ってもあまりストーリーには魅力を見出せない作品である。結局のところ、ダニエルにもイーライにもある種の胡散臭さを感じているのがその原因ではあると思うが。
(2008.05.09 TOHOシネマズ ららぽーと横浜)
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