コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 少林少女(2008/日)

死語-ピチピチ女子大生(柴咲コウ含む)がラクロスで劇勝!けれど爽快感0%!おもしろ度0%!
chilidog

これはヒドい。そう一言で片付けたい心境だ。

チャウ・シンチーを連れてきたのだ。スタッフが「ラクロスのユニフォームがかわいい」と思ったそうだ。それならば本家『少林サッカー』の流れを汲んだラクロス映画を堂々と撮ればいい。「2匹目の〜」などと後ろ指を指されようとも、もう旬は過ぎ去ったかと噂されようとも。なんせチャウ・シンチーを連れてきたのだ。

愛想劇ドロドロのカンフーアクションをやりたい?ならば、部活動を指定され、それに何の疑問も持たないアッパッパ〜なピチピチ女子大生のラクロスやら、お得意のツマンないキャラクターなんぞ使わないことだ。特訓を重ねたという柴咲コウのアクションをCGで豪華に見せればいいだけのことだ。GW映画なんてそんなものだ(個人的感想)。主人公をチームに引き入れた中国人ミンミンを小馬鹿にするシーンも後味が悪いだけで、なし崩しでウヤムヤ。

まるで格のない仲村トオル 率いるうさんくさい大学は、うさんくさい方法で学生を集め、不気味に飼いならしている。人(フリージャーナリスト)を殺めもする。火を放ち、拉致もする組織。『少林サッカー』にもマイナスな描写はあったが、より陰惨。カタルシス0%。そんなことをしておいて、<アムロとララァごっこ>で解決ですか(富野監督出てるし)!!ラストに微笑まれても全然爽快感なしです、学長。こんな大学、応援する気なんぞおこりません。

劇中、偽ブルース・リーが意味のない技を繰り出し、主人公が一笑に付して倒していくシーンがあったが、あの彼はこの映画そのものだ。結局アレコレ術を詰め込んでみたものの食い合わせが悪いままで、これではGWの大娯楽はおろか気安い映画としてさえも大失敗。柴咲コウも表情が強ばってみえたなあ。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)Sungoo[*] けんぼう200X[*] サイモン64[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。