佐々木蔵之介はちょっとかわいそうではないかしら。いや自業自得なのかしら。

以下、ほかの映画のネタバレになるかもしれない記述があります。映画名を指定してしまうことすらネタバレになりうるので、別に気にしないよ！って人だけ読んでください。あ、別にたいしたことは書いてないです。

映画にしろ小説にしろ「受け手が作者の思惑通りに思い込んでしまったがために騙されてしまい、よくわかんないまま見ていたらその思い込みが徐々に解けてきてすごくすっきり！」(長いな…)みたいな話は結構ある。例えば『アヒルと鴨のコインロッカー』や『スティング』(は、ちょっと違うかな)とか、まあぱっと出てこないけど結構ありますよね。そういうものはいかに受け手を思い込ませるかに全てがかかっていると言っても過言ではないと思うのですが、そのへん、上手かったなあと思います。 朝、妊婦と出勤前の男が「靴買ったよ」なんて会話してたら夫婦だと思うよ普通は。そうでなくて靴買う事情なんて思い浮かばないよ･･･！

正直途中でちょっとゴタゴタというか、切り替わりが早すぎて個人的にはなんかしんどいなあと思ってしまったのですが、徐々に疑問が解れていく過程が気持ちよかったのでよしです。中盤で★3な気分だったけど★4。