[コメント] クライマーズ・ハイ(2008/日)
言葉を使った殴り合い、意地の張り合い合戦。『フロスト×ニクソン』の面白さに近い。80年代の空気感の再現も見事。しかし、「怒り」で本当にいい仕事が出来るのだろうか。
意地の張り合いは、他人事として眺めれば面白いものだが当事者には憧れない。
いい年した男達が怒鳴り合うなんて、冷静に見ればみっともない。
男の意地、と言うのはそんなにカッコいいものだろうか。
誇りとか信念とか、口当たりのいい事を言うかもしれないが、
怒りから本当にいいものは何も生まれない、と正直思うのです。
本物のいい男は、常に穏やかで冷静で変化に柔軟な対応が出来る男であると思う。
力作に違いないが、人物造形には残念な部分が多かった。
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